
『 御 礼 』
弊社、『タタミのあなみずは本年、令和八年三月二十五日をもちまして、創業五十周年を迎える運びとなりました。これもひとえに、長年にわたりご支援・ご厚情を賜りました。お取引先様、地域の皆様のおかげであり、心より深く感謝申し上げます。五十年という長い年月の中で、数えきれないほどの出会いとご縁をいただき、今日まで続けてこられたことは、私たちにとって何よりの宝物です。これからも、変わらぬ笑顔とサービスで、皆様の暮らしに寄り添ってまいります。今日から次の五十年へ向けて新たな一歩を踏み出します。末永いお付き合いをよろしくお願いいたします。』

開業当時を振り返れば、地域には誰一人と知り合いがおらず、商売をやっていけるのか不安もありました。でも、救いの神がたくさんいました。昭和の時代ならではの義理人情があったのです。私はもともと、ご年配やお年寄りが好きな性分でしたから、直ぐに皆さんに可愛がっていただきました。片倉に来た秋には豊川稲荷講という地域の行事に、講元でもある尾川朋重さんに誘っていただきました。この講は、もともと市内中心部の商売される方や地元の農家の方など、稲荷様を祀るっている方々の講でした。一泊二日間、地元の習慣、慣習など、いろいろなことを教えていただきました。今でも不思議なのは、なぜ私を講に誘ってくださったのか分からないことです。それまで尾川様とは何のつながりもありませんでした。ただ、私に「穴水君、 一生懸命働いて、深酒はせず、早寝早起きをすれば、きっといいことが有るから頑張りな」と、いつも会うたびに励ましたくれました。尾川様も亡くなられてから35年になりますが、いまだ一日たりとも忘れることがありません。 改めて五十年と言う歳月は浦島太郎の話のようです。地域や社会も大きく変貌し、その変化の大きさに驚かされる毎日です。だからこそ、今の日本社会において改めて 【和の精神】を大事にしていくことの大切さを感じています。
記 穴水美樹



