2022-07-06

 

 

  夏の暑い時期になると必ず思い出すことがあります。昔から建築関係の職人は大体が外仕事でした。当時の私の作業着は肌着(半袖か長袖) たまにはその上に半纏(はんてん)、ズボンは乗馬(じょうば)ズボン、足袋(たび)は七枚こはぜ、それに草履(ぞうり)、出仕事ですから肌着や手ぬぐい、それに足袋数枚持って出かけるのでした。汗びっしょりになるとその都度、着替えお客様に汗臭い姿を見せてはいけない習慣がありました。手ぬぐいは鉢巻にして目に入る汗を止め、常に腰に巻き付け何枚か用意をしていた時代です。当時の職人の口癖(くちぐせ)は「ボロを着ててもいいがコザッパリしていな」要は、古着でいいから清潔にしていることが大事と言われました。当時の私も洗濯はコマメにしていたことを思い出します。

豆知識

日本の暑い夏、湿度も高くなりジメジメした嫌な季節になります。部屋の空気を動かしていますか。締めっぱなしの部屋はカビや悪臭の元になってしまいます。特に日本は高温多湿、昔の家なら屋根が大きく部屋全体を開放して風通し暑さをしのぎ、行水や水風呂なので過ごすのが日本の夏の姿だった思います。現在は気分よく過ごすにはエアコンの温度を下げ、部屋全体の空気を動かす。それには扇風機を使い風作り、部屋の空気が動かせば快適になりカビや悪臭などは出てきません。気密性の高い現在の家は空気を動かすことが一番大事です。

暑い日本の夏、「寝ゴザ」の上でゴロンとなって考えてみませんか?

日本人にとって大事なものは【畳】と【情緒】ですね!!

                 

 

 

 

 

   

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