プライバシー と コミニテイー
プライバシー と コミニテイー 記 穴水美樹
私も70歳近くになり、花が好きになり小さい樹脂の鉢を買い求め、花を育てています。入梅時はアジサイやアヤメなど、夏に向かってカスミ草やひまわりと季節が移って行くのが楽しみです。また、朝顔市やほうずき市なども楽しみにしています。季節柄、曇りや雨の多い日本、そんな日本人は季節ごとの花で気分を変え楽しさを作って来ましたね。
今、日本社会はコミニティとかプライバシ-とか人と人の関りを難しくしております。 こんな日本の社会は何か変ではないですか。それも英語の言葉に置き換えての言葉ですから日本人の本来の価値観を分からずに皆が使っているように思われます。
例えば、物事を訪ねると「それはプライバシーがありますから」応えられませんとか、「お隣さんや近所付き合いが無いので」と言われ、また、町会にも入っていないのでわかりませんので」と言う話ばかりです。私は思うのですが、日本人としての「情緒」を思いやる社会は無くなり、そのくせ権利や義務を叫び、自ら孤独になっているように見受けられます。日本の社会は人と人の繋がりで出来上がった社会です。それも長い長い時間をかけて作られた日本の社会、それは「おもいやり」や「いたわり」だったのです。
ところで、今でも地域にある商売や職人の店は、そこに四五十年行っていれば地元や地域のことは大体解るはずです。そこで長く商売をするのには、お客様があっての商売として、先代から言い伝えられ地元、地域を大事にしました。また、縁と言うものを心なく大事にする考えかたであったので代々と受け繋がれているのです。それに地元、地域を商売としているわけですので店や職人などはお客様と一緒になって「教えたり」「教わったり」して「思いやり」や「いたわり」を大事にしてきました。それは伝統的なものは無くして行きたくない気持ちを持ち、また、職人は職人気質の中に他人に見てもらいたい気持ちが多くあるので良いものを造り信頼を受け今に残っていると言うことでもあるのです。
昔から日本人は、欧米人とは違い、地域社会に生きるには常に自分達で住みやすい環境づくりをしながら生活をしておりました。また、個人の利害は後回しと言う考えでもいました。どこに行ったのでしょう。日本人の伝統は ?
畳の上で大の字になって考えてみませんか。
伝統とは、言い伝えられたこと!! 【私の解釈です】
FM星空ステーション77.5 八王子FM番組表投稿より
日本人のこころ
『養う』と『敬う』
最近、テレビや新聞に悲しい事件が多く見受けられます。特に親や子供、また、猫や犬など殺人や動物虐待の記事が多く見受けられます。
ところでこんな言葉を知っていますか『犬馬の養い』(けんばのやしない)
家畜に餌を与えのと同じように、親を養うのにただ衣食の面倒を見るだけで、うやまう気持ちが無い事の例です。
ある県の若い父親が子供の教育と言いい虐待し死亡した記事が報道されました。
若い父親に言いたい。日本社会は地域や近所付き合いをしながらしてみんなで子育てをして養う。
困ったことがあれば助けたり、助けられたりして人を敬ったりするそこに必ず「ありがとう」と言う言葉で返せばいいのです。
お互い様と言う気持ちは世の中にあるはずです。【養う】とは「そだてる」ことです。
最近では近所や地域の子供か分からなくなりました。すれ違っても挨拶なども交わしませんので、それにまた学校では知らない人に声を掛けられたら、学校や警察に連絡をするように教えられています。うっかり声を掛けたなら通報される始末です。生きて行くのには色々な経験を積んで善悪を見極める力を養うことが大事です。
昔から人に合ったら先ず「挨拶」と言われていました。
今は人との繋がりが無いものですから言葉一つで争いごとになってしまいます。例えば「うるさい」とか「汚い」とかでも直ぐにいまはケンカになってしまいます。昔ならばうるさくても「今日はにいやかだなぁ」汚くても「直ぐかたずけます」と言ってケンカにもなりませんでした。それは常に相手を敬う気持ちがあったからです。【敬う】とは「礼をする」ことでしょう。
昔から言い伝えられていることです。「人にあったなら挨拶をしなぁ」「そんなことをしたら人様に迷惑になるよ」「年寄りを大事にしなければだめだょ」「友達が困っていたら助けてやりなょ」「犬や猫、生き物をいじめてはだめだょ」とよく親や近所の人に言われたものです。そうそうお金も大事にしなょと言われたものです。昔からの言い伝えを大事にしましょう。それが日本の「伝統」です。
畳の上で大の字になって考えてみませんか!! 記 穴水美樹
今、地元・地域が大事。
『豊かな暮らしはスロ-フ-ドで』
今、地元地域が大事な時代と言われております。
近年、世界中で自然災害や人的災害 また、火事や公共設備の破損等があります。特に電気、水道、ガスなどはいつどこで破損するかわかりません。全て災害には急速的には普及は無理だと言われております。
ところで私たちが住んで居る八王子でもいつ自然災害や公共物の破損はいつ来るか解りません。そこで普段から近所を大事にしなければ情報などが疎かになり孤立してしまいます。
今、地域の周りを見れば、核家族や一人住まい多い環境になりました。また、お年寄りや空き家が多くなり生活をするにも不安になっております。昔は隣近所の人たちが『おせっかい』をやいて暮らしていました。日本は、元々大昔から自然災害が多い国で人助けをしなくては生きていけなかった国です。今、周りを見れば他人のことなど気にしなくなり、隣がどんな人がいて、どのような暮らしをしているか解りません。せめて、普段からご近所やすれ違う人に挨拶をしましょう。
『おはようございます。いってらっしゃい。こんにちは。おかえりなさい。おき付けて。お元気ですか。』と言葉をかけ合い、いざと言うときに助け合いが出来ると思います。
ところで、八王子FMをご存知ですか。地域、地元八王子の情報が盛りだくさん放送されています。災害時には必ず必要な情報源です。今更ラジオの時代ではないと言うかもしれませんが、電気が無くても聞こえてきます。地域や地元の情報はどこから入りますか、自ら情報を得るには今はSNS(ソ-シャル・ネット-キング・サ-ビス)からと思いますが、それは全て大まかの事しかわかりません。八王子市の地元情報は八王子FMから発信します。
こんな言葉をご存知ですか。スロ-フ-ド(地産地消費)と言う言葉です。この言葉や考えは今から30,40年前(1980年代)にイタリヤから始まったと言われています。
ファ-ストフ-ドに対して唱得られた考え方で その土地の伝統的な食文化や食材を見直す運動です。今では世界的になり、日本も地方で普及をしております。ファ-ストフ-ドは世界中で生産し、均一化して安価な価格で提供する方法です。
スロ-フ-ドは近年日本でも道の駅などは地域の生産物として繁盛しております。スロ-フ-ドのように自分自身を守るにはご近所や地域情報を知る心構えをしなくてはいけません。
安心な暮はスロ-フ-ドですね。 地元や地域を大事にしませんか。
地元、地域が一番大事。
記 穴水美樹
大事にしませんか !! 日本の伝統と文化
「日本の美と癒し」
最近の話しですが、こんな話をお聞きしました。皇居の植木や庭園の手入れの話しです。 日本の玄関と言われております皇居の松や植木を御覧なってどのように思いますか。 多分普通の人ならここまでよく手入れをしてお見事と思われます。
近年の話しですが、皇居の植木の手入れも電子入札で行われているようです。ところがある会社が電子入札でその仕事を落としたようですが昔より仕事が奪で植木が枯れそうになったようです。要は、ただ安い値段を出し仕事を受けても植木職人さんの技術が無ければ植木や庭園は見栄えや品格を無くすのは当たり前の話しです。
植木職人さんから聞いたことがあります。現在は外国の植木が多く入り昔ながらの日本の植木、松や梅など本来日本の植木と言う木は無くなりつつあると言っていました。理由は外国の木は植木屋さんの手入れではなく、ただ刈込だけで本来の日本の植木や庭園のように手を掛け、形や見栄えを良くする植木にすることなどないと言うのです。それは誰でも刈込できる木、これがその理由とお聞きしました。
昔からの庭園、社殿や寺院、また、昔の金持ちの庭園には出入り職人がいて管理し維持をしたと言われております。そこにある植木や庭園は作った当時と同じ状態であるようです。それは200年や300年前と殆ど同じ状態で同じ風景だそうです。それも木の太さや細さなど姿形が今でも同じであることをご存知ですか。それが植木職人の仕事とお聞きしました。職人技術は昔も今も変わらず継承してきたようです。日本の職人は少なくとも昔からの技術を継承しながら現在まで来たのです。安い金額では手を賭けれないことを知って下さい。私たちは目利きになること、良い仕事を見分ける人にならなくては、この先日本の技術が無くなってしまうと言う事です。また、技術は基礎を知らなくては、日本的技術は継承できないと思います。きっとあなたの周りに良い職人がいるはずです。
ところで余談ですがちょっと良いことを教えます。庭園の植木を見る位置はその家の奥座敷の床柱から見る位置です。家長の席とも言われておりますその席が一番の特等席だそうです。庭園の見学にお出掛けの際は、一度特等席に座って見てはいかがですか。日本人ならきっと心落ち着くと思います。それも、はやり畳の上から見るのが一番です!!
大事にしましょう。日本の職人の技術を!!
八王子FM星空ステーション77.5mhz ラジオ番組表コラム投稿より 記 穴水美樹
縄文のおもしろさ
縄文時代 土器・土偶
昨日は、一日縄文時代の鑑賞をしてきました。先ず初めに渋谷シヤタ-・イメ—ジフォ—ラムに「縄文にハマる人々」の映画を観て、
そこから地下鉄銀座線に乗り上野駅に向かい国立博物館の「縄文」特別展に行きました。
歴史には諸説あります。でも最近は科学的に検証することが出来るようになりました。
専門学者が色々な説を説くのですがでも全て歴史は現在までつながっていることは確かです。縄文土器・土偶は東日本に多く、弥生時代の土器土偶は西日本に多くあるのは事実です。縄文は約一万年続いているのも確かな検証できる事実があります。これも科学的(地層)検証できています。調べていくとおもしろいことが解ります。
「あなみず」オリジナル枕「まくら」を作りました
枕「まくら」
3月31日「八王子100周年」を作りました。
八王子市の記章 花は「山百合」木は「いちょう」鳥は「オオルリ」他「高尾山・天狗」
☎042-367-3459
大事にしましょう。国旗 国家
日本人は何か変である
今、サッカーワールドカップをテレビ中継していますが国の代表の応援は自国の国旗を誇示しているのが見てよくわかります。また、顔にも自国の国旗の色を塗り応援をしているのが見てわかります。国家斉唱などは大きな口を開き選手と一体になり応援をしているのが解ります。このように世界の国々ではスポ-ツなど国同士の戦いは必ずと言っていいほど自国の国旗、国歌を前面に出すのに日本と言う国は国旗・国歌をなぜ誇示をしないのはなぜでしょう。欧米人は勝負となると勝ち負けに拘り自国の誇りを保つためにも元植民地への国々に働きをかけ自国民にしてしまうのです。
ヨーロッパの殆どの国はアフリカや中東、南米また、アジアなどを植民地にしていたのです。特にアフリカ人の肉体に惚れ込み帰化を進め自国の選手にして国旗・国歌を掲揚し大事にして自国の選手として応援をしているのが見てわかります。日本の場合は国旗・国歌を大事にしようとすると○○などと偏見の目で見るようです。
本来、国旗、国歌は自国、いや自分の住んで居るところでもあるのに・・・何故、日本は国の祝日にも国旗を出すことがありません。
ひとつ面白い話があります。日本の国内で外国の国旗が一番多く上げている国旗はどこの国と思いますか。十年前まではフランスの国旗が一番多いと言われております。現在は一番多いのはイタリアの国旗と言われています。なぜかと言うとイタリアの料理店が多いからです。ある話から観光で来たイタリア人が日本に来てお店の前に自国の国旗があり、それも沢山でびっくりしたようです。こんなにイタリア人が日本に住んで居るのかと思われたようです。自国の国旗を見て店に入ると日本人が店主であることが解り また、びっくりしたようです。イタリア人はなにか編ではないかと思ったようです。欧米では自国の国旗は自国に誇りで他国とは違うのだと言う気持ちを大事にしている文化であるようです。自国の伝統や文化を大事にしているのが愛国心でもあり誇りでもあるようです。本来国旗は自国のもの、その店の経営者もその国の人、欧米人ならだれでも解るようです。
愛国心がなぜ悪いのでしょうか? ガンバレ日本・・・
不思議な国、日本、日本人と言っていたようです。
職人が辞めていく時代
職人が辞めていく時代
つい最近の話しです。ある人から仕事の依頼がありました。木枠のアミドの張替の依頼です。依頼者は当事者では無く、リフォ-ム業の人が受けた仕事でした.その方が弊社に来ました。そのリフォ-ム業方は木枠のアミドを家具屋さんに依頼に行ったようです。元々、仕事を受けた人はリフォ-ム工事業と言いました。でも木枠のアミドの張替は家具屋さんがするものと思ったようです。何故かと言うと木の枠の物だから家具屋さんならできると思ったようです。
(上野公園・下町資料館)
普通であれば木枠は建具ですから建具屋さんに行くのが一般的と思うのですが、不思議なのはそのリフォーム業の方は、歳は45歳とお聞きしました。つい最近まで保険業をしており退社され、最近リフォ—ムの会社に入社されたようです。
不思議なのはそのリフォ‐ム会社では業務、仕事の内容についての指導や教育をしないのだと思いました。でもその方はお客様へ見積書を提示して仕事の依頼を受けたそうです。何故か私には不思議でなりません。仕事の内容は何も知らないのによく契約をされたと思いました。その方曰く、もともと保険の契約者だったので転職をしてそのお客様の家に行き仕事を頂いたようです。不思議なのはどのようにして見積書の作り方を覚えたのか私にはわかりません。
その方が言うのは大体このぐらいの金額ではないかと思い見積もりをしたようです。要は世間相場ではなく自分が決めた値段で通常より高めの金額を提示したようです。それも合計すると百数十満円の工事とお聞きしました。よく見積もり金額が作れたかが不思議でなりません。私が言いたいのは、リフォ‐ム工事のことを何も知らない人に頼む、信頼できる人ならだれでもいいと言う時代だという事です。
※ 弊社に来たのは木枠のアミ戸の張替はどのような業者がやるのかを問い合わせに来たのです。
(上野公園界隈)
このような時代ですから段々と職人は辞めていきます。私の周りも職人さん達も高齢で子供さんも後を継いでいませんから、職人はますます減っていきます。理由は簡単です。儲からないからです。子供や知人には継承させない人が多いのです。
職人は営業も出来ないし、作ることだけで専念する人が多い為に、また、職人は、お喋りや無駄はなし出来ても営業はなしは出来ない人が多いのです。
職人が家づくり、物づくりをするのです。
日本ってこれっでいいのかな~
何か変ではありませんか!!
今日も畳の上でゴロリ・・・
今日も畳の上でゴロリ・・・
『日本人のことばと漢字はおもしろい』
笹原宏之「日本人と漢字」書より、中国は漢字の字は音にこだわり、日本の漢字は字の意味にこだわると言われています。例えば、エビと言う字は、蛯は姿が曲がっているから老を入れた言う説。また、卵の漢字は味付け前に書く字は 半熟卵・卵かけご飯と書き、また、味付けや調理後に書く字は二文字、玉子と字を使っている。ゆで玉子・玉子焼きと使い分けをして字を使っている。お隣の中国では卵は卵で一つである。また、アメリカの英語なども一つ字である。特に面白いのは魚と言う字である。それは、魚編は多くあり、それも魚に多くの名前を付け種類や捕れた季節、地域も解ります。例えば鮭は南の方では捕れません。日本人には魚を見るより字を見て判断することが日本の文化でもあります。
ところで漢字はいつの時代から字が発生したかと言うと、白川先生の話しからでは、漢字の発生は3300年前、中国、殷(イン)時代発生し、周(シュウ)時代に受け継がれ現在の漢字へと繋がっていると言われている。殷の時代は甲骨文字と言い骨に文字を刻んでいった時代であった。それから周の時代は金属や器に刻んでいく、それとともに生活様式が変わるにつれて徐々に漢字は変化をして行き、竹に筆で書き、また、その後、清の時代には紙に書くようになったと言われています。その字の始まりは神と繋がりと言われ、また、神とへの占いとも言われております。漢字の広がりは中国近隣の国、ベトナム、朝鮮半島、日本へと渡ってきたと言われております。その中、日本人は漢字を我がものとして『国字』として変容していったのとも言われております。
日本では当時から字の解釈などは中国や韓国とは大きな違いがありました。それですから中国には無い漢字が多く作られ、先ほども言いましたが日本は漢字には意味を中心で考え、漢字が発生した中国では音が中心として作られてきたと言われております。日本の場合は意味が中心である為に色々な漢字が新たに出てきたのも確かです。それに伴い日本の風土・土壌の違いで、日本、日本人の漢字として変化して行ったと言われております。今でも日本人なら漢字を見れば誰もが字に対してその意味が解るはずと思います。ところが漢字発生の中国では音を中心に考えていますから、日本のように字を見て字の理解は難しいと言われています。でも中国では字の解釈は文章で理解していると言います。また、韓国のハングル文字も同様で字で解釈をしていると言われています。現在では漢字文化は日本と中国しかありません。
戦後(1945年)後、ベトナムや朝鮮半島、韓国、北朝鮮は漢字を捨てました。ところが近年、韓国ではハングル文字は同じ発音で意味が違うという事で漢字に戻そうとしていると言うことを聞きました。また、中国では同じ様に漢字を簡略して本来の漢字を見ても意味が解らなくなってしまったと言われています。中国は、元々は音で理解しているので漢字の意味は関係ないのでもあるが、近年日本に来る若い中国人にとっては日本の漢字が、中々理解がしづらいと言っているようです。日本の漢字には意味があるという事です。言葉がそのまま字になり、理解しやすいのが日本のことば漢字であります。大事にしましょう。また、藤原正彦先生がいつも言っております。日本人には英語や外国語より日本語は一番大事だと言っております。それは情緒や形が大事であると言っております。
今日も私は畳の上でゴロリ・・・
笹原宏之「日本人と漢字」書より 早稲田大学教授
白川静「甲骨文字」書より1923年生2006年10月没 (立命館大学名誉教綬)
藤原正彦 (御茶ノ水女子大学名誉教授)『祖国とは日本語』『国家の品格』書より
表示と消費
表示と消費 記 30年5月24日
最近の出来事、「おじちゃん、タケノコをもらっ来たんだよ」と近所の子供が私に話しかけてきました。「大きいタケノコだねどこで買ったったの」「うん、ママさんの友達に貰ったんだ」と話しかけられました。そのお母さんは、近所の人から貰い、また、その人からのおそそわけだと言うのです。「今夜はタケノコご飯ですね」と私が言うとそうです。お母さんも子供も喜んでいました。
今日はこんな話をします。最近の物造りは、ごまかし(逸脱)が多いのを新聞やマスコミなどから報道されております。それも大手企業など、製品(品質規格)の逸脱が多くみられ、消費者にとっては何を信じてよいのかわからなくって来た時代です。本来、日本には規格と言うものがあります。この規格も1946年(戦後)から始まったものです。例えばJIS(日本工業規格)その後5年後にJAS(日本農林規格)という基準規格が消費者に信頼(安心、安全)できる製品として国は認めたのです。規格検査は一定の基準を満たせなければ合否を付けることはできません。それは国や企業団体、消費者団体などが安全安心して使えるものとして認可、許可を出したのであるから、本来は約束を守らなければならないのですが、近年このような事がどの企業、産業界にも多く見受けられます。
どうしてこの国の経営者はこのようになったのでしょうか。本来日本人は信用、信頼という言葉を大事にして来たのに、経営者はただ会社が儲ければいいと言う事でしょうか。消費者や従業員また、その家族の為にとは考えないのでしょうか。今、周りを見れば、例えば、通販の場合「今だけ安い」とか「先着何名」「おまけが付いている、通常価格より安い」とか消費者をあおる広告で蔓延し、そこには品質基準のことなどは一切触れておりません。つい最近まで日本の社会には「丈夫で長持ちをします」と言う言葉があったはずです。その言葉はどこに行ったんでしょう。企業もつい最近まで消費者側についていたはずですがつい6.7年前から企業は株主側に立ち、消費者のことなど考えなくなったのではありませんか。今こんな言葉があります。「優良表示」と「有利表示」ここには誤認表示が当てはまるのです。どちらも消費者にとっては厄介な問題です。
これは信用できる商品か製品か、また、信頼できる企業か生産者か、これを決めるには個人消費者かもしれませんが、本来、国が基準を示すことが大事と思います。その中、通販などは「個人の感想」と言う言葉を入れ、消費者を悩ませ、販売をしている状況です。物造り(製造者)は「消費者への思い」や「魂」が入っていることが大事ではありませんか。
品物や食べものを買い求める時には自分自身で信用できる製品なのか、この店の物は大丈夫かを見分け(目利き)出来る人になりませんか。『安価な物にはけして良いものは無い』と思った方がいい。『品物を買うことや仕事を頼む』には身近な地域にしましょう。
それは『安心、安全』を同時に買えますので、これが今言われている言葉の「スローフーズ」(地域生産し、地域で消費、安心安全解る)です。その反対がファーストフーズです。(均一、利便性)あなたはどちらを取りますか。
タケノコは安心して食べれますよね。
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