2018-06-20

職人が辞めていく時代

 つい最近の話しです。ある人から仕事の依頼がありました。木枠のアミドの張替の依頼です。依頼者は当事者では無く、リフォ-ム業の人が受けた仕事でした.その方が弊社に来ました。そのリフォ-ム業方は木枠のアミドを家具屋さんに依頼に行ったようです。元々、仕事を受けた人はリフォ-ム工事業と言いました。でも木枠のアミドの張替は家具屋さんがするものと思ったようです。何故かと言うと木の枠の物だから家具屋さんならできると思ったようです。

(上野公園・下町資料館)

普通であれば木枠は建具ですから建具屋さんに行くのが一般的と思うのですが、不思議なのはそのリフォーム業の方は、歳は45歳とお聞きしました。つい最近まで保険業をしており退社され、最近リフォ—ムの会社に入社されたようです。

不思議なのはそのリフォ‐ム会社では業務、仕事の内容についての指導や教育をしないのだと思いました。でもその方はお客様へ見積書を提示して仕事の依頼を受けたそうです。何故か私には不思議でなりません。仕事の内容は何も知らないのによく契約をされたと思いました。その方曰く、もともと保険の契約者だったので転職をしてそのお客様の家に行き仕事を頂いたようです。不思議なのはどのようにして見積書の作り方を覚えたのか私にはわかりません。

その方が言うのは大体このぐらいの金額ではないかと思い見積もりをしたようです。要は世間相場ではなく自分が決めた値段で通常より高めの金額を提示したようです。それも合計すると百数十満円の工事とお聞きしました。よく見積もり金額が作れたかが不思議でなりません。私が言いたいのは、リフォ‐ム工事のことを何も知らない人に頼む、信頼できる人ならだれでもいいと言う時代だという事です。

※ 弊社に来たのは木枠のアミ戸の張替はどのような業者がやるのかを問い合わせに来たのです。

(上野公園界隈)

このような時代ですから段々と職人は辞めていきます。私の周りも職人さん達も高齢で子供さんも後を継いでいませんから、職人はますます減っていきます。理由は簡単です。儲からないからです。子供や知人には継承させない人が多いのです。

職人は営業も出来ないし、作ることだけで専念する人が多い為に、また、職人は、お喋りや無駄はなし出来ても営業はなしは出来ない人が多いのです。

職人が家づくり、物づくりをするのです。

日本ってこれっでいいのかな~

何か変ではありませんか!!

 

 

 

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