『養う』と『敬う』
最近、テレビや新聞に悲しい事件が多く見受けられます。特に親や子供、また、猫や犬など殺人や動物虐待の記事が多く見受けられます。
ところでこんな言葉を知っていますか『犬馬の養い』(けんばのやしない)
家畜に餌を与えのと同じように、親を養うのにただ衣食の面倒を見るだけで、うやまう気持ちが無い事の例です。
ある県の若い父親が子供の教育と言いい虐待し死亡した記事が報道されました。
若い父親に言いたい。日本社会は地域や近所付き合いをしながらしてみんなで子育てをして養う。
困ったことがあれば助けたり、助けられたりして人を敬ったりするそこに必ず「ありがとう」と言う言葉で返せばいいのです。
お互い様と言う気持ちは世の中にあるはずです。【養う】とは「そだてる」ことです。
最近では近所や地域の子供か分からなくなりました。すれ違っても挨拶なども交わしませんので、それにまた学校では知らない人に声を掛けられたら、学校や警察に連絡をするように教えられています。うっかり声を掛けたなら通報される始末です。生きて行くのには色々な経験を積んで善悪を見極める力を養うことが大事です。
昔から人に合ったら先ず「挨拶」と言われていました。
今は人との繋がりが無いものですから言葉一つで争いごとになってしまいます。例えば「うるさい」とか「汚い」とかでも直ぐにいまはケンカになってしまいます。昔ならばうるさくても「今日はにいやかだなぁ」汚くても「直ぐかたずけます」と言ってケンカにもなりませんでした。それは常に相手を敬う気持ちがあったからです。【敬う】とは「礼をする」ことでしょう。
昔から言い伝えられていることです。「人にあったなら挨拶をしなぁ」「そんなことをしたら人様に迷惑になるよ」「年寄りを大事にしなければだめだょ」「友達が困っていたら助けてやりなょ」「犬や猫、生き物をいじめてはだめだょ」とよく親や近所の人に言われたものです。そうそうお金も大事にしなょと言われたものです。昔からの言い伝えを大事にしましょう。それが日本の「伝統」です。
畳の上で大の字になって考えてみませんか!! 記 穴水美樹