やめるな、あきらめるな!
今日は町の職人が居なくなるのではないかと思い、書き出しました。建築業界は3K(きつい・汚い・危険)と言われ離職する人もいますが、最近それに輪をかけたのがテレビコマーシャルでこんなことを目にし、耳にします。「転職は今だ、会社はあなたを待っている。わが社に」人手不足を盾に出し、転職を煽っているように見える社会だ、これでいいんだろうか。それに若い人は人生経験や働く経験も少なく、自分自身の考えや意見が通らなくなると直ぐ辞めて(離職)してしまう。職人の世界も同様で、技術的基礎が大事であるがそこまでいかずに辞めてしまう。
老婆心ながら一言「人生は忍耐と我慢」だ。人生は思い道理にはいかないのが当たり前である。将来のこと、結婚、子育て、親のこと等々、要は、仕事を辞めるほど簡単なことはない、でも頑張った人は必ず楽しい将来が待っている。
世の中には忍耐強く頑張っている人がいます。例えば、プロスポーツの選手になる為、暑さや 寒さの中で過酷な練習をして、誰に褒められることがなく、人の何十倍か努力して目標に向かっている。一握りがプロになり、大半は社会に入って普通の人として生きる。忍耐強く頑張って来た人ほど、何事にも努力をし、魅力を感じる。それに周りの人まで喜びを与える。農業(お百姓さん)や職人も同じことが言える。作る喜び、喜んでもらう喜び、最後の最後は他人には分からない自己満足の喜びもある。
若者よ「何事においても、やめるな、あきらめるな!」
考えてみませんか、畳の上でゴロンとなって、喜びある人生を、笑える人生を?
記 穴水美樹