2018-02-19

「知ったかぶり」と「おせっかい」-日本の伝統と文化-

私の解釈です。伝統とは、昔から言い伝えられたこと。文化とは、周りにある物、

今やろうとしていること。と思います。その中、親や他人様から言われたことで

「人に会ったら挨拶をしなさい」「人から物をもらったら、お礼を言いなさい」

また、「人様に迷惑をかからないようにしなさい」と言われて育つのが日本人の

伝統なのです。近年は人と会っても挨拶もせず、また、お礼の言葉も少なくなりました。

そんなある日のことですが、ご年配者が店で支払いを終わり、釣銭をもらいその小銭を

道路に落としました。周りの人たちや私や私の連れ合いも慌てて拾ってあげました。

拾って上げたご年配者の言葉は「どうも」と言う言葉しか言いませんでした。

周りの人はあっけにとられ、何か変な気持ちになりました。拾った人の一人が

一言いいました。「ご主人、どうもではありませんよ、ありがとうございま

すでしょうと」そのご年配者はすいませんとバツ割りそうな顔で、誠に申し

訳ありません。ご年配者は今後は言葉に気おつけますと言って通り過ぎました。

そこにいた人たちは「偉そうな爺さんだなぁ お礼の言葉もしらないのか」

私もどこかで聞きいたように言葉が浮かびました。今で言う上から目線の

言葉のように聞こえたのです。言葉一つで嫌な気分になったのは明らかでした。

私もふと思いました「ご主人、人の善意はありがとうございますでしょう。

どうもはあいさつでしょう」私も一言いってあげようかと言う気持ちになるのは、

私も変な人間かなぁと思いました。最近はこのような人が多くなったのは何

でしょうか。歩道でのすれ違いで体がぶつかりした時や雨の日の傘がぶつかり

した時も同じ、詫びる言葉も今はありません。日本人の社会には「江戸しぐさ」

と言う言葉があります。人にめいわくをかけない公衆マナ-です。若い人も

ご年配者も人に対して礼儀を言わない風潮になりましたね。礼儀や親切心を

忘れたのはいつからでしょうかね。それを教えない親や社会はいつからで

しょうかね。日本人は、物事があったときには必ず人に対してお礼、

礼儀を言う社会であったはずです。私自身も礼儀を大事にしていかなくて

はなりませんね・・・

平成29年10月 八王子FM77.5mhz 投稿文より 穴水美樹

 

 

 

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