2024-10-02

 

お袋のにおい

  香りと匂いに感動した話しです。イギリス人の奥さんが仕事場に来て、片言の日本語で「この匂いはグラスマットの匂い」と言った。「グラスマット」って聞くと「草の匂い」と教えてくれた。子供のころのイギリスのベッドは干し草を敷詰めて布を掛けて寝ると言っていた。「日本に来てからは畳の匂いで安心するの、ワタシタタミ大好き」 それと育ったところは青空の日が少ないとも言っていた。日本の青空は「ふとんを干した時の太陽の匂いがあり」大好きと言っていたことを思いだす。匂いや香りは古今東西、心のいやしでもあり、人間の精神安定剤でもあることを感激した。奥さんは「漬物、梅干し、それと納豆や味噌汁 日本の食べ物もワタシ大好き」と言っていた。数十年前の話である。

私の安心した匂いは、母の匂い、母と言うより「お袋」の匂いでもある。言葉でうまく表せないが幼いとき自分だけの匂いでもあった。いつも背中に覆いかぶさり甘えていたお袋の背中、愛しく、懐かしく、やさしさを思い出す。

匂いには、こんな話もあります。親犬から離れた子犬は不安なります。でも飼い主の匂いが着いた衣類を子犬に与えると安心して眠れるようです。

 

香り匂いは、好き嫌いはあるが大切なものですね。  

畳の上でゴロンとなって考えて見ませんか?

逸話、奥さんのご主人は日本人です。食事はパンと紅茶、ベ-コンエッグで朝食を済ませるそうです。

                             

                         

                                                                                                            記 穴水美樹





 

 

 

 

 

 

 

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